全部できなくても、大丈夫🙆♀️
私の勤めるスポーツ施設に、ウチの近所にお住まいの5歳の女の子が入会しました。
しばらくは、楽しそうに通っていたのに、、
先日、気が付きましたら、その女の子が、レッスンを拒否して、事務所でうずくまっていました💧
身体をギュッと丸めて、耳をおおって、外からの声かけも完全否定💧
私をはじめ、受付スタッフとコーチで、順番に声かけしましたが、ますます身体を丸めてしまって、無反応の状態でした💧
ここしばらく、この状態が、続いている、との事でした。
このお年頃、、、レッスンが嫌だ!と拒否する場合、泣き叫ぶお子さんが多いのです。
がーー💦こちらプロ😅からしたら、泣き叫ぶお子さんは、自分の気持ちを表現できていると言いますか、結構コミュニケーションが、成立するのですよ。
コーチ達は慣れたもので、何が嫌なのか聞きながら、ハイハイハイ😊っと。
私達も手伝って、準備させて、レッスンに参加させると、
笑顔で、レッスンできるお子さんが多いのです。
ところが、ご近所の女の子ちゃんのよに、
泣かずに、身体をギュッと丸めて、コミュニケーション完全否定の場合は、、、😓
動かすのは、難しいです💧
それで、私はご父兄の見学場所に行って、女の子のお母さんを少し皆さんから離れた場所に誘導して、様子を聞いてみました。
その女の子は、レッスンに行く日になると、嫌がる様になって来ていて、お母さんは、
「レッスンが終わったら、好きなお菓子を買ってあげるから!!」で、しばらく動かして来た、との事でした。
私は、
「もしかしたら、だけど。〇〇ちゃん(レッスン拒否の女の子ちゃん)を育てていて、大変だと感じる事が多かったりするかな?他の子と比べて、繊細な部分があるのではない??」と聞いてみましたら、
そのお母さんは、えっ💦と言ってから、
「はい。そうなんです💦とても繊細で、幼稚園でも、決まった先生以外とは話せないんです💦家では、あんなにおしゃべりするのに。
みんなと同じ様に、先生の指示を受けて動くのが嫌いで、心配しています。
なので、こちらのレッスンで、他のお子さんと一緒に、動いているだけで、感動してました。」との事でした。私は、
「うん。わかるよ。みんなと同じ様にできない事があるんだね。
でも、こんな感じのお子さんは、何か好きな事があって、それはすごく頑張れたりしているのではないの?」と、言いましたら、お母さんは、
「そうなんです。なぜか?お花が好きで、お花の名前は、ものすごくたくさん覚えていて、漢字で書いたりもするんです。
その漢字の、書き順もめちゃくちゃで、変に覚えない方が良いと思って、注意して、そんな事より、みんなと同じ事ができるように、させたいのですが💦」との事でした。
私は、これは私の考えだけど、と前置きして、
「日本の学校教育ってね。勉強も運動も、委員会活動とかも、ぜーんぶまんべんなく、それも皆んなと同じ様に、皆んなと一緒に、できるように求められるでしょ?
実は、ウチの息子もそうなんだけど、〇〇ちゃんみたいなタイプは、得意でない分野もあると思うから、そこを無理矢理やらせるのではなくてさ、
得意な分野を認めてあげて、得意でない分野は、それなりに、育って来るのを待ってあげるのが良いと思うのよ。」
「お花の名前をたくさん覚えて、それが何になるか?ではなくて、
好きな事を覚える時、脳が活性化される経験を積んだり、
それをお父さん、お母さんが喜んでくれるって事が、良い影響を与えると思うのよ。」
「こんなタイプはさ、皆んなと同じ事を求められる、幼稚園や学校では、他のお子さんより、疲れると思うんだよね。
それで家に帰って、お母さんからも、「皆んなと一緒にやりなさい!」って怒られるのと、お母さんが、子供の頑張りを理解していて、「今日も頑張ったね!」って、癒してあげるのでは、この先全然違って来ると思うんだ。」
「だいたいさ。ウチのレッスンだって、5歳の子供が苦労する内容も、小学校になってからやったら、身体も理解度も上がってるから、すーぐに終わったりするのよ。」
「〇〇ちゃん、レッスンではなくて、自由に
やるのが好きなのなら、お父さんとお母さんが、お休みの日にたくさん遊んであげて、
また、自分からやりたい!って言ってから、
再開したら良いと思うよ😊」と、言いました。
「このタイプは、叱りつけて動かそうとしても、貝🐚になっちゃうからね。数少ない、自分からの発信には、耳を傾けてあげてね。
これだけ嫌がってるなら、〇〇ちゃんの意思を尊重して、一旦やめても良いかもしれないね。」
「ちなみに、〇〇ちゃん、偏食が多いでしょう?ウチもそうだけど、繊細な子は、色んな事のこだわりが多いから、今は、一つでも、多くの食材が食べられる様に、習い事より、そんな方を、親子で楽しんで過ごしたらいいんじゃないかな?」などと言いました。
その〇〇ちゃんママは、ポロポロっと波を流して
「この子を育てていて、他の子に比べたらできない事が多くて、とても不安だったんです。私は、親が遠くて、相談できる人も近くにいなくて😭
たくさん育児書を読んだけど、〇〇さんのお話が1番しっくり来ました。
お菓子でつってレッスンに来るのも、違うのではないか?と不安でしたし、習い事を途中でやめさせるのも、いけないのではないか?とか悩んでましたが、このレッスンは、一旦退会します!
とても心が軽くなりました。お休みの日は、〇〇の好きな事をして、親子で楽しく過ごします😊」との事でした。
それで、事務所に戻って、丸まっている〇〇ちゃんの横に座って、前日の売り上げの精算書の計算をするので、電卓を叩いてましたら、、、
〇〇ちゃんは、だんだん頭をあげて、、、、
私がやってる事に、興味シンシン😆
「これなーに?何してるのーー?」でしたので、
「これね、電卓って言って、計算できるんだよ!!」と言って〇〇ちゃんを膝に乗せて、触らせてみましたら、可愛い人差し指で、パチパチしてました。
ほーら!興味ある事が、たくさんあるお子さんだな!って、思いましたよ😆
その後、レッスン終了の音楽が流れたら、〇〇ちゃんは、ニコニコしましたので、私は、
「これは、不登校の布団被りと一緒だわねー😅お母さん、今から気をつけて過ごして欲しいな!」と思いました。
その状況まで待って、私は、〇〇ちゃんに、
「〇〇ちゃん、〇〇ちゃんがレッスンやりたくない!って言ったから、お母さんが、しばらくレッスンはお休みしましょう!って言ってくれたけど、それでいいのかな?」と聞きましたら、〇〇ちゃんは、
「うん!!」と、言いましたので、私は、
「それなら、お世話になったコーチに、ありがとうございました!ってお礼を言って、さよならしましょうね!」で、
コーチに事情を話してお願いしておきましたので、コーチに来てもらって、そのように〇〇ちゃんから、ご挨拶をしてもらいました。
コーチは、
「〇〇ちゃん!今まで良く頑張ったね!!
また、大きくなったら、来るんだよーー!
って、なんか、ディズニーランドみたいだねー🤣コーチ、いつでも待ってるからねー!」で、
〇〇ちゃんをハグしてくれて、
〇〇ちゃんのお母さんにも、ご挨拶をしてくれて、
〇〇ちゃんと、お母さんは、ニコニコして帰って行きました。
その日は、仕事の後、趣味のスポーツがあってバタバタしていたのですが、そうだ!そうだ!と思い出して、〇〇ちゃんのお母さんに、
「子どもには、どんどん失敗させなさい ~わが子が12歳になるまでに知っておきたい「自信あふれる子」の育て方~
著者:水野達朗 出版社:PHP研究所」
この本を、ぜひぜひ読んでねー!!と。
メモを書いて、可愛い入浴剤に付けて届けました。
ホント!こんなお宅にこそ✨読んで欲しいなーと思いましたよ😊
ほら、私は辛くてこの本は、買ってないので😅
このブログの読者の方で、お子さんが小さい方は、
もー!ぜーーったい読んでみられる事を、おススメしますよ😌